ひな祭り

 3月3日は「ひな祭り」。女の子の健やかな成長を願い、美しいひな人形を飾ってお祝いする、日本の春の伝統行事です。実はこのひな祭り、もともとは女の子のためのお祭りではなく、邪気が入りやすい季節に「穢れ」を祓うための儀式だったそうです。
 日本のひな祭りのルーツは、3世紀前後の古代中国で行っていた風習が、遣唐使によって日本に伝えられ、禊(みそぎ)の神事と結びつき、当初は天子をお祓いするための儀式であったそうです。
 この日が華やかな女性のお祭りとなるのは、戦国の世が終り、世の中が平和になった江戸時代からのこと。徳川幕府によって「上巳の節句(3月3日)」が「五節句」のひとつに定められ、「人日の節句(1月7日)」「端午の節句(5月5日)」「七夕の節句(7月7日)」「重陽節句(9月9日)」と並ぶ、重要な年中行事となりました。
もともと「上巳の節句」は男女の区別なく行われていた行事でしたが、「端午の節句」が男の子の節句として祝われるようになったことに対して、3月3日が女の子の節句として定着するようになったのです。
 我が家では、毎年ひな人形を家のあちこちに飾ります。それらを紹介します。
 娘が誕生した時に、実家から送られたひな人形です。家が狭かったので、段飾りでなくこのようなものを選びました。南米ボリビアに行っていたとき以外は、毎年飾っています。

 玄関に飾ってある、陶器のひな人形です、高さ20㎝ほどのものです。

 玄関脇の壁に飾った高さ1mの壁掛け雛です。

 これはも陶器製の高さ3㎝の可愛いものです。以前から塗装が剥げていたのを今年は修復しました。

 高さ5㎝ほどの布製のお雛様です。

 最後は、こどもの幼稚園の時の作品で今も大事にとってあります。