伝統芸能の祝祭

 「シルクカントリーぐんま 伝統芸能の祝祭」が、22日富岡しかぶらホールで、23日伊勢崎市文化会館で開催された。昨年6月の「富岡製糸場と絹産業の遺産群」の世界遺産登録を記念して、県内11の団体が、絹産業の隆盛とともに群馬県で育まれた伝統芸能を披露した。
 2会場共に、第1部で絵伝統芸能を、第2部で日本を代表する古典芸能実演家をゲストに迎えての上演だった。
 富岡では、津軽三味線吉田兄弟と和太鼓の鼓童、伊勢崎では、落語の春風亭小朝鼓童が熱演した。
1日目 富岡しかぶらホール
下仁田荒船太鼓による和太鼓「おかめひょっとこ」>

水上町子ども歌舞伎による「義経千本桜吉野山」>

 休憩時間に会場ロビーで、高山村の「尻高人形錦松会」により「尻高人形芝居ワークショップ」が行われた。これは、明治初期に名古屋で活躍した人形芝居の豊松伝三が村に滞在した際に村民に伝授したと伝えられる人形浄瑠璃です。このワークショップは、伊勢崎会場でも実施された。
<人形の仕組みなどの解説>

<人形3体>

人形浄瑠璃の実演>

2日目 伊勢崎市文化会館春日大社太タ神楽保存会による「蚕の舞」>

<白瀧神社太々神楽保存会による「太々神楽 釜湯の舞」>

 どの伝統芸能もこんなものが群馬県にあったのかと驚かされるものばかりであった。