華の会

梅雨の晴れ間をぬってお茶会が開かれました。
私が師事している先生は、お仲間4人と勉強会を兼ねてお茶会を催されています。20年前に始められたこの会は今回で50回目。いままで、年平均2、 3回お茶会を開かれてきた計算です。今回は榛名山の近くにある救世真教の会館をお借りして、濃茶・薄茶・煎茶・真教のお点前唐松流茶櫃点前の4席に盛り物が加わりました。私はお茶やお菓子を運ぶ係でお手伝いしました。
煎茶では花でなく植物に物を組み合わせて飾るそうです。私が知らない世界を勉強できて有意義なお茶会になりました。
榛名山の一角にある金剛山が目の前に>

<三生莫>

<青紫蓮芳>

<榮貴満年>

<煎茶席>

煎茶席の軸は黄檗山の老師が書かれた「六月満天雪」。意味は「じめじめした梅雨の季節に一陣の風が吹くことは、まるで雪が降ってきた感じがする」というのだそうです。お茶では、軸やしつらえ物など季節感やテーマを感じさせるものが準備されます。
<煎茶席の軸と盛り物>

濃茶の軸は「雲海五色満」で、300年前の中国伝来の花入れには「むくげ」が一輪、香炉は独楽の形をしたものでした。
<濃茶の床の間>

今回は特別な茶会ということで、点心(昼食)は東京の「星岡」という有名店に注文したそうです。この店は北大路魯山人が初めて日本料理講習会を開いたことでも知られています。お吸い物・お料理ともに薄口で見た目にも美しく懐石料理のミニ版でした。この料理が魅力的だったのかお客様は県内外から来られ230名を超しました。
<点心>