別送荷物送付完了(記H)

 4月の派遣前研修で、南米への荷物は正確には到着せずに途中で抜き取られたり、まったく現地へ着かないという情報があり、荷物は原則として持っていこうと決心しましたが、2年間分の荷物を23kgのスーツケース2個に納めるのは土台無理な話。担当のMさんは「荷物は持参したほうがいいですよ。」とおっしゃいましたが...彼は独身だったからそれでよかったのでしょう。だって、書籍だけで60kgもあったのです。誰が考えても全部はもっていけないでしょう?
 そんなわけでサンタクルスの50周年記念式典に着る桜の柄の着物が縫いあがってから、どのように送るのがベストなのか調べ始めました。日ボ協会事務局長のSさん、JICA事務所のOさん共に親切でたくさんの情報を下さいました。NOEのFさんに聞いたり、インターネットで探した群馬県の第3セクターOICTにも問い合わせた結果、郵便小包で送るのが最適であるという結論に達しました。これから荷物を送る人のために私が調べた結果を記してみましょう。

     N社  20kgの荷物6箱で見積もり  270,000円
     S社  上記と同様で          160,000円
     Y社  上記と同様で          298,400円
     O社  上記と同様で          436,170円

 会社によって値段の開きがあるのがお分かりいただけたでしょう。
その上、電話をした時の応対も安い順に良かったことも判明いたしました。電話を取り上げてすぐに「海外引越し課の○○です。」明るく応対をしてくれたのはS社が抜群でした。Y社は「答えは明日です」とそっけなく、O社にいたっては「東京まで持ち込んでください」とのこと。高崎から高速に乗って持っていくのでしょうか。「宅配で送ってもいいですか」という質問には「いいけれども、郵便局で普通郵便為替をかって入れて下さいね」との返事。いまどき、そんな面倒なことをする人がいるでしょうか。安いのならともかく。
 郵便局も親切でしたよ。民営化のおかげでしょうか...でも、高崎の本局では20kgが最大と教えてくれたのに、飯塚の局では30kgまでいいですよと言いました。どっちかな...夫婦でもめましたが、翌日印刷物が飯塚郵便局から届きました。「ぜひ、うちの局から出してください」と頼まれたこの局から荷物の箱4個発送しました。

 ちなみに、インボイスの内容は夫が和西辞書と首っ引きで数日かけて仕上げてくれました。感謝。おかげで、私のスペイン語は4月28日をもって止まったまま、いえ落ちるばかりです。
荷物を送るときの注意ですが、アメリカを経由するため食料品は送らないほうがよいそうです。もし、それでも送りたい人は内容に加えて会社名、住所を記さなければなりません。私は1万円ほど買い込み、夫に「スーパーオキナワで買えるのに」となじられました。現在、それらを食べながら生活しています。また民間の業者を利用するには、衣料品は品質たとえばポリエステル75%、綿25%、原産地を書かなければならないようです。

 荷物に振り回された10日間でした。郵便局から航空便1箱16,96gで39,000円、船便で3箱、計71,400円でした。やれやれ..