ジャングルツワー(ルレナバケ)1日目

 ボリビアは、日本の面積の約3倍あり、その大部分をアンデス山脈が占めていて、そこから流れ出る水の大部分はアマゾン川に注がれている。北部のベニー県はブラジルと国境を接し、アマゾンの支流が広がっている。その支流でジャングルツワーをすることが出来る。
 我々は、ルレナバケのMadidi国立公園のジャングルツワーに行くことにした。サンタクルスからトリニダ経由の飛行機で、ルレナバケまで2時間40分で行けるが、1日1便きりないため2泊3日のジャングルツワーのために5日間を要する。
 これから、この5日間の様子を紹介する。
 朝6時45分サンタ発のAEROCON社の乗客19人乗りの飛行機で一路トリニダへ。もちろんプロペラ機だ。
<サンタ発の飛行機>
 出発は、30分遅れ

 トリニダでAMASZONAS社の乗客12人乗りの飛行機に乗り換える。1時間遅れで無事ルレナバケに到着、ボリビアでは順調な方でしょう。
<トリニダ発の飛行機>
 今まで乗った飛行機の中で最も小さい。

<ルレナバケの飛行場のターミナル>
 滑走路は舗装されていないため、雨が降ると飛ばないそうです。

 マイクロバスでルレナバケ市内に移動し、ホテルの予約と明日からのジャングルツワーの予約を行う。ホテルは、ジャングルでの過酷さを考慮し、町一番のHotel Safariに泊まることにした。といっても二人で1泊US$34である。韓国人が経営していて食事は美味しく、プールのあるそれなりのホテルです。

 午後時間があったので、ベニー川の向こう岸のSan Buenaventuraに住んでいる名物日本人の小野アルマンド寿さん(95歳)を訪ねることにした。
 ベニー川を船で渡り(1Bs)、モトタク(3Bs)で小野さん宅を訪ねる。村の一番端の人家の無い所に息子さん家族の近くに住んでいる小野さんは、話好きな方で色々なことを話してくれた。一部を紹介する。
・九州・大分・佐伯市出身
・23歳の時、外務省の派遣研修で南米に来た。(昭和10頃)
召集令状が父親の所にきたが、南米にいたので「行方不明」として届け兵役を免れた。小野さんの同級生の80%は戦死した。
東京オリンピックの少し前に一度日本に行った。
ボリビア人と結婚、今は奥さんはなくなり、お子さんが一人近くに住んでいる。
 もう一人のお子さんは、サンタクルスに住んでいるとのこと。
・毎日、日記を書いていて出来たら「地上の天国か地獄か」という本を出版する計画があるとのこと。
本の題名は、かつて大宅壮一氏がボリビアを訪問された後、マスコミへ「ボリビアは緑の地獄だ」と言ったので、それにちなんで。
<小野さんは頭だけでなく目も耳もかくしゃく>

<小野さんの住居>
 写真の方は、近くに住んでいる息子さん