ボリビアの川(記W)

 ボリビアの川は、2,3千キロを流れてアマゾン川に合流し、大西洋に流れ込んでいる。ここサンタクルスは、標高400m位なので、川は1Km流れても、2、30Cmの落差きりない。洪水になると、川に流れが大きく変わってしまう事もしばしばあるようである。下の写真は、昨年ルレナバケにジャングルツワーに行ったとき、飛行機から撮った写真です。川の流れが変わって、元の川が沼になっているのが良くわかる。川底に上流から流れてきた土砂が積もり川がだんだん高くなってくるので、よけいこのようなことが起こるようです。

今年の雨季は洪水であちこちで被害が出ている。橋が流されて交通が遮断されている町もあちこちにあるようだ。サンタクルスに日本野菜を供給しているサマイパタへの道も流され、毎週水曜日と土曜日に店に並べられる野菜がなかなか届かず購入できずにいる。
サンファン移住地に行くとき、途中JICAの協力で改修工事が終わったばかりのピライ川の橋を渡るのであるが、橋の周りの状況が一変していた。
下の写真の橋の下を、右から左へ川が流れているのですが、この流れが大きく変わろうとしているのです。
<ピライ川>
  橋の表示も傾いています。

 下の写真は、橋の袂から反対側を写したものです。川の流れが道の方へ大きく回りこみ、道を侵食しようとしているのです。あと2、3回大雨があれば川は、橋の下を流れずこの道を横切ってしまったろうといわれました。幸い、今年の雨季も終わり大惨事は避けられましたが、次の雨季までには大変な改修工事をしないといけないようです。陳情でやっと政府も改修に踏み切る事になったといっていました。
<回り込んだピライ川の流れ 道まで数mの所まで迫っています>
   ちょっと前までは、一面の林だったところです。