北九州の旅(4日目)

 今日は、門司港と小倉を見て歩く。博多駅から新幹線で小倉駅まで行き、そこから門司港駅までは在来線である。
 門司港は、かっての貿易港として繁栄した多くの歴史的建造物が残り、懐かしい風景と、関門海峡を望む雄大な景色、そしてグルメが楽しめるところです。
 当初レンタサイクルで見て回るつもりでいたが、だいたいの建造物は、門司港駅から徒歩で行けるところにあることが分かったので歩いて回ることにした。
<レトロな門司港駅
 
 最初に「旧門司三井倶楽部」を見学する。1階はレストランと土産物屋で、2階が資料館である。大正11年(1922)にアインシュタイン夫妻が1週間宿泊したことがある建物で、作家・林芙美子の資料も飾られている。

 門司港を散策し、出光美術館まで足を延ばす。「茶陶の道」を開催しており、天目と呉州赤絵の陶器に触れることができた。
門司港レトロ展望室>
 左下に旧門司税関、右下に国際友好記念図書館が見える

 海岸にある「海峡プラザ」でお土産物見たり、地元の海産物の試食を楽しむ。昼食は、「旧門司三井倶楽部」のレストランに戻り、門司港レトロ名物の「焼きカレー」を頂く。「焼きカレーMAP」を見ると、ここ門司港駅周辺に29件もの店が紹介してある。

 昼食後、小倉に戻り西小倉駅から徒歩で小倉城の裏手にある松本清張記念館に向かう。途中松林の合間から小倉城の眺めることが出来る。清張記念館では、芥川賞作家の業績と生い立ちが紹介されていた。
 小倉城は、関ヶ原の合戦の功労で入国した細川忠興によって1602年に築城された。1837年に全焼した天守閣は、1959年に再建された。この天守閣は「唐造りの天守」と呼ばれ、4階と5階の間にひさしがなく、5階が4階よりも大きいのが特徴的です。
 小倉城の広場では、7月の第3土曜日の前後3日間行われる「無法松で有名な小倉祇園太鼓」のための櫓と観客席が作られていた。
小倉城庭園から眺めた小倉城

 帰りは、福岡発16:35のスカイマークで羽田へ飛ぶ。途中夕日の染まる富士山を見ることができた。羽田空港では、我々の到着前の飛行機に鳥によるトラブルがあり、東京湾の上空で何台もの飛行機と一緒に1時間ほど旋回されられた。