北九州への旅(3日目)

 今日は、武雄温泉から太宰府天満宮をみて福岡に戻り、午後3時から「博多祇園山笠」の「追い山馴し」を櫛田神社の桟敷席で見学する。
 太宰府天満宮は、さすが学問の神様菅原道真を祭ってあるだけに、本殿裏には数えきれないほどの絵馬が掛けられていた。

 姪の二人の子供が今年受験なので、合格祈願のお守りをいただいた。

 天満宮の裏手にある、九州国立博物館で『よみがえる国宝 - 守り伝える日本の美 』という特別展が開催されていたので鑑賞する。ちなみに日本の国立博物館というのは4つしかなく、九州のが一番新しい。他の3つは、東京・京都・奈良である。
 下の写真は、修復された「源頼朝」である。修復前は着物の文様が真っ黒で見えなかったが、修復後はきれいに再現されていた。

 午後福岡に戻り、ボリビアに行っていた時の友人Kさんと娘と4人で櫛田神社に向かう。桟敷席は境内の三方に立てられており、我々の席は向かって左側だった。かんかん照りの猛暑日だったが、幸い銀杏の大木の下の席だったのでラッキーだった。
 博多祇園山笠の本番の「追い山」は、7月15日に行われるが、今日は「追い山馴し」と言って、いわばリハーサルである。リハーサルと言っても本番同様タイム競争を行う。競争は、「櫛田入りタイム」と「コース走破タイム」とが行われる。
 「櫛田入りタイム」というのは、櫛田神社の手前からスタートし、境内を一回りして出ていくまでの時間を競うのである。7つの西流・千代流・恵比須流・土居流・大黒流・東流・中洲流という山笠が速さを競う。8つ目は、1台だけ「飾り山笠」が走る。
 今年の結果は、1番早いのが「東流」で32秒64だった。一番遅いのが大黒流で38秒73。飾り山笠「上川端通」は、1分1秒41だった。
櫛田神社の境内>
 山笠は、左奥の柱を回って出ていく。 

<1番目 西流の入り>

<1番目のみ境内で歌を奉納する>

<西流の出>

 この祭りは、子どもたちも学校を休んで参加する。ちなみに学校は、出席扱いにしてくれるらしい。
<5番目 大黒流の前触れをする子供たち>

<8番目の飾り山笠 上川端通
 飾り山笠は、10m以上もあるので櫛田入りの後のコースは少しだけ走る。

 8番目が出て行ったあと、急いで町中のコースへ先回り。7番目の「中洲流」の山笠を見ることができた。

 夕食は、博多名物の鳥の水炊きと焼き鳥を頂くことにした。