野反湖ドライブ

 今日の上毛新聞に、野反湖ニッコウキスゲが満開で見ごろとの記事が出ていたので、Hさんと相談し急遽見学に行くことにした。(上毛新聞は、群馬県を中心とした地方紙です。)
 2時間ほどで行けるかと思ったが、ナビで確認すると3時間ほど掛かるようである。飲み物のみ用意し、昼食は途中のコンビニで調達するということで、10時に出発。
 野反湖は、子供たちが小さい時天体望遠鏡を持って、キャンプに行ったことがある。25年ほど前になるだろうか。星空が素晴らしかった記憶がある。
 行きのルートは、ナビ任せで行ったら、中之条町経由の暮坂峠越えの道だった。暮坂峠は歌人若山牧水の短歌で有名なところである。
 野反湖の手前10Kmほどの所に「世立八滝」の標識があったので、滝の見学をすることにした。滝は8ヶ所あるが、一番近い大仙の滝のみ見学する。
<落差20mの大仙の滝>
 
 野反湖には、予定通り1時に到着。まず対岸のキャンプ場へ行き昼食をとる。
<木陰で昼食>

<キャンプ場から野反湖を望む>

 昼食後、キャンプ場内を散策しながら写真撮影。
<真新しいバンガロー>

野反湖周辺では、ニッコウキスゲをノゾリキスゲと呼んでいる。>

<白樺とノゾリキスゲ

<アザミと蝶>

<ノゾリキスゲとあやめ>

<キャンプ地を散策、この後【キャー】・・・・>

<1m以上の青大将が悠々と道路横断>

 キャンプ場散策後、来た道を戻り展望の良いレストランの駐車場から湖の全景の撮影を行う。(対岸がキャンプ場>

 野反湖からの帰道からチョットそれたところにある「尻焼温泉」に寄っていく。川底から温泉が湧き出ていて、幅20mの川全体が温泉になっている。
<今は上流からの水量が少ないため、温度が高過ぎるので、向こう岸の一部に山からの水を引き込んで丁度良い湯加減にしていた。Hさんはそこでお客と話しながら、足湯をしてきた。>

<この堰の上からは、普通の水が流れてくる。この堰の下 いたる所から温泉が湧き出ていて川全体が温泉になっている。今日は、45度から50度くらいの高温だった。>

<足湯も1分つかるのがせい一杯でした。>

 今日は、帰りに温泉に寄る予定でしたが、足湯をしたため寄らずの帰宅しました。帰りのルートは、暮坂峠を避け、長野原町経由にしました。
野反湖解説>
群馬・長野・新潟の3県を流れる中津川は、まず群馬県中之条町六合(くに)地区北端で源を発し、秘境・秋山郷を流れ、新潟県津南町信濃川へ合流する。その水源に野反湖があり、その北端で水をせき止めているのが野反ダムである。ダムが完成する以前は湿原であって、その中に池が点在し野反池(のぞりいけ)と呼ばれていた。大正時代の電力会社・信越電気は野反池を含め中津川の水資源を水力発電に利用することを計画し、水利権を取得。中流部において中津川第一・第二・第三発電所を完成させた。その後、相次ぐ合併のたびに各社を渡り歩いてきた水利権は、最終的に戦後発足した東京電力が継承した。
東京電力は中津川の既存水力発電所の再開発を計画し(高野山ダム#昭和の再開発も参照)、これまで手つかずだった野反池にも開発の手が伸ばされた。水源である野反池にダムを建設して大量の水を貯えておき、水不足の際に放流して下流水力発電所の補給とすることで年間発生電力量の増大を見込んだのである。建設工事は1953年(昭和28年)に着手され、1956年(昭和31年)に完成した。