一度は行ってみたい旅館

谷川温泉にある別邸「仙寿庵」に17日(金)から18日(土)一泊で行ってきました。台風のまっただ中、どしゃぶりの雨の中の旅行でした。


友人のご主人が社長と親友ということで、一泊48,000円のところお安くしていただきました。幸い、おかみさんや社長さんにお会いして旅館経営の楽しさや苦労話を聞くとこができました。どんな仕事も相手の立場に立って一生懸命取り組むことが成功の秘訣だと感じました。

夕食は祇園祭をイメージした懐石で11品(八寸、椀盛り、お造り、煮物、焼き物、洋皿、冷皿、生姜ご飯、香の物、留椀、デザート) 昼食は控えめにしましたが、11品を完食した私たちはお腹が満腹で動けなくなりました。

各部屋に露天風呂があり全部で18室しかない旅館です。細部まで行き届き、例えばお風呂にはタオルがたくさん積んであって一度使用したものは籠へ投げ入れるだけ。すぐに補充されます。部屋のタオルも同様。エコではありませんが、気分よく過ごせます。
部屋は広々していて外の緑はふんだんで晴れていれば谷川岳が一望です。露天は御影石の縁に石ころが敷き詰められているのです。岩盤浴もありました。


贅沢な気分を味わいついでにエステもしてもらいました。炭をふんだんに取り入れた壁や置物、緑を眺めながらのエステはしわが伸びた気がしました。


秋の草花を眺めながら読書室へ。雑誌や小説・随筆などがあり気楽に時間が過ごせます。そこにはコーヒー、紅茶等の飲み物が置かれ各自自由にいただけます。暖炉もあり雪が降っても暖かい場所なのでしょう。足湯は谷川の流れを眺めながら楽しめます。



お茶室も見せていただき、いづれの日にかお茶会をしたいなと思いました。
  

11時のチェックアウトまで友人は5回温泉につかっていました。
帰りがけ、銀座の天ぷらや「天一」の先代が集めた「天一美術館」に寄りました。そこで、岸田劉生藤田嗣治、歌川豊廣や北斎美人画ルノアールピカソなどの洋画を鑑賞して幸せになりました。天候には恵まれなかった2日間ですが、心は充実した時間になりました。