こいつぁ春から縁起が良いわいなあ④

4日にはWさんが上京し歌舞伎座で並んで芝居見物と洒落込みました。
演目は「廓三番叟」「義経千本桜」「梶原平三誉石切」「茨木」と新春らしく踊りあり、歌舞伎の名場面あり、最後は能を模した河竹黙阿弥の作品でした。
役者は玉三郎吉右衛門鴈治郎橋之助に加えて染五郎松緑、孝太郎と若手も張り切っていました。
でも、なんといっても玉さまの演技が突出していました。「茨木」では老女役で、能のようにしずしずと花道を進み、鬼の腕を斬り落として家で物忌みをしている渡辺源次綱(松緑)に「伯母さんが久しぶりで来たのだから開けなさい」と面会を求めます。最初は「ダメです。物忌み中ですから」と断り続けた源次綱も、ついに中に入れてしまいます。伯母に化けた茨木童子は自分の斬り落とされた片腕を見るやたちまち鬼に姿を戻します。その形相たるや鬼そのもの。赤い舌を出して大立ち廻りを演じたのです。思わず「大和屋」と声を掛けたくなりました。

富士山の緞帳

1等は19,000円。でも満席

歌舞伎座みやげといえば「人形焼」

手ぬぐいやも混んでいました

帰りがけに銀座のど真ん中で前撮りをするカップルに遭遇

銀座四丁目

銀座三越の正月飾り