こいつぁ春から縁起が良いわいなあ③

3日午後は国立劇場初芝居を楽しみました。
尾上菊五郎菊之助父子による「小春穏沖津白浪」(コハルナギオキツシラナミ)四幕十場の通し狂言でした。
菊五郎さんは天下の大盗賊・日本駄右衛門、中村時蔵さんが女盗賊、菊之助さんは美男の盗賊・子狐礼三の役で、早変わりあり、大立ち廻りありハラハラドキドキの連続でした。
大道具も手が込んでいて、大詰めでは菊之助が大小の鳥居の中や上に登って大勢の捕手を相手に妖術を使って大暴れ。鳥居が動いて真っ直ぐになったり斜めになったり、高い鳥居は3m以上あると思いますが捕手役の若手役者さんはそのうえでアクロバット的な側転や手を使わずに後転をするのです。菊之助も体が柔らかく迫力満点の演技でした。

お正月なので幕間に獅子舞がありました


劇場の飾りつけもお正月らしく

劇場の玄関口には役者の奥様が

藤純子さんとパチリ

国立劇場の前は皇居です