浅草

22日歌舞伎・昼の部11:00〜16:00を観てから、夜は文化会館でジャニーヌ・ヤンセンのバァイオリンを聴きました。
若くて美人のオランダの演奏家が紡ぎだす音色は透明で驚くべき超絶技巧の持ち主でした。願わくばバルトークルトスワフスキーなどの難解な曲でなくサラサーテクライスラーを弾いて欲しかったです。

翌日、両国にある江戸東京博物館で開かれているレオナルド・ダ・ヴィンチ展を見ました。パラオでお世話になった高橋ご夫妻とご一緒です。絵画だけでなく数多くのデッサン画にダ・ヴィンチの観察眼の正確さと鋭さを知りました。特に、日本初公開になる「糸巻きの聖母」は同じ題の弟子や他の画家の作品とは比較にならないほど構図が考え抜かれ、マリアの優しさが伝わってきました。
鳥のように飛べたらとの願望のもとに空を飛ぶ鳥の研究をしたノートにはびっしりと彼の鏡文字と鳥のスケッチ。都市工学にも興味を持って設計図を引き、橋や下水道を造ったとのこと。休む暇なく頭を回転させていた人、まさに「天才」とはダ・ヴィンチのような人を指すのでしょう。
 [駅を降りたらちゃんこ屋が数件]

[ダ・ヴィンチの糸巻きの聖母]

 [会場の売店]


昼食は「下町の洋食屋さん」として有名なヨシカミでランチを食べました。私たちが到着したのは11:20。11:45からという店の前には長い行列ができていました。でも、待ったかいがありました。安くて美味くて、品がすぐに出てきたのも次の行程が決まっていた私たちにはありがたかったです。スタッフがきびきび働いていて気持ちがよかったです。



最後に浅草演芸ホールで昼の部11:40〜16:30を見ました。落語、漫才、講談、曲芸、俗曲と出し物が幅広く、十分楽しめました。本命は講談の神田紅でしたが、残念ながらその日は神田紫さんでした。でも、「笑う門には福来る」というように大声で大笑いしました。
[演芸館のもぎり]

[演芸館前で]

[人力車に乗っているのはインドネシア人]