カラヴァッジョ展

3月8日(火)前日の大雨で天の空気が払われたのか快晴の良い天気。おまけに五月の気温。
ラジオの英語番組で破天荒なカラヴァッジョについて耳にしました。それから、裁判や暴力沙汰を起こして最後は人を殺してしまった画家カラヴァッジョ(1571〜1610)に俄然興味を覚えました。
9:30開館前の美術館前

9:15分すでに長蛇の列

中庭にはロダンの「考える人」の像、他にも「カレーの市民」等

それまでの宗教画から脱却して現実を描いたカラヴァッジョ、光を捉えて明暗を浮かび上がらせた見事な作品の数々。
「有能な人物は画家で言うならば上手に絵を描くことができ自然を見事に模倣できる人」「自らを唯一の忠実な自然の模倣者と称していた」そうな。確かに人物でも生物でも生き生きと描き切っていてイタリアが誇る大画家の名にふさわしい人です。
裁判所の古文書など数多く展示されていて興味深かったです。一つのエピソードをご紹介しましょう。カラヴァッジョがレストランで卵料理を注文した時、ボーイに「この料理は新鮮な卵で作るのと古い卵で料理するのとではどちらがいいか?」と尋ねた時、ボーイが「そんなことは俺の知ったことか」との答えに激怒して皿をぶつけたとか。裁判所の記録に残っているのもすごいですね。すぐに頭に血がのぼり「怒りの力」で大作を次々に描き続けられたのでしょうか?
自画像

五官の働きに焦点を当てた作品

出口にあるショップには大勢の人