フェルメール光の王国展

「光の画家」として知られる17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメール(1632〜75)の現存する全37作品を再現した 「フェルメール光の王国展」を見に行ってきた。
 全作品を最新のデジタルマスタリング技術によって、フェルメールが描いた当時の色調とテクスチャーを推測して再現し、原寸大で所蔵美術館と同じ額装で展示されていた。
<最初期の作品『マリアとマルタの家のキリスト』スコットランド・ナショナルギャラリー>

<娼婦を描いた『取り持ち女』ドレスデン国立絵画館>

<牛乳を注ぐ女>

<貴重な風景画『デルフト眺望』マウリッツハイス美術館

<「北方のモナリザ」とも呼ばれる代表作の一つ『真珠の耳飾りの少女マウリッツハイス美術館

 最小といわれる『レースを編む女』は、レース編みに熱中する若い女性の手元に描かれた白い粒の点がポワンティエ(点綴[てんてい]技法)と呼ばれる技法で描かれている。左右の手指と2本の糸がはっきりした線で描かれ、それとは対照的に左手前のクッションからはみ出した糸は、液状に見える抽象的な表現になっている。
 この作品は、昨年パリに行った時にルーブル美術館で本物を見ました。

フェルメールの遠近法の説明がなされていました>

<『真珠の耳飾りの少女』の前で>

<美術館の前は、春になっていました。さくらの3分咲きです>

 最近は、日本の美術展もパリのようにノーフラッシュなら撮影できるところが多くなってきています。