文化発表会

私は退職後、三味線を習い始めた。長唄三味線で練習を始めたが、先生が東京の方だったため月2回の稽古がままならなかった。熟慮の末、民謡なら自分で唄いながら弾けるので「老後の手慰み」には恰好かと思い、民謡三味線の先生を高崎で探した。1年弱の稽古でボリビアへ渡り、どうにかあちらで老人クラブを訪問したりしていた。
帰国後は再び先生の門を叩き稽古に専念した。楽器は力を抜くのが肝要だと思われるが、これがなかなか難しい。力を入れすぎて弾くため腕や手が痛くなり、整形外科で注射をしてもらったり湿布を張ったりしてきた。先生には4,5年ついただけで、今はグループに所属して楽しく演奏している。
春と秋に地域の文化祭が開かれる。絵手紙やキルトなどの展示発表に加えて舞台発表が行われた。
私たち『かみつけ(上州・群馬)民謡会』は「米節」「上州麦打唄」「上州梅田馬子唄」の3曲を演奏した。
<桜が満開の会場>

<全員集合>

<三味線グループ>

<唄グループ>

<日本舞踊>

<フラダンス>

<ハーモニカ演奏>

<コーラス>

退職後、自分の時間を充実させて自分の好きなことができる幸せを感じています。母の世代は家事と子育てに明け暮れ老後は夫の世話だけでした。それを考えると「今の自分はなんて良い時代に生まれてきたのかしら」と感謝するばかりです。(H記)