サンファン祭(記W)

サンファン祭 会場入口>

 7月29日がサンファン祭ということで、サンファン学園視察を兼ねて前日の午後2時に出発した。サンタクルスからサンファンまで、約140Km タクシーで2時間10分である。ちなみにタクシー料金は、120ボリビアーノ(約1680円)である。16800円ではない。
 サンファン祭りは、毎年この時期に行われており、農産物展示会、運動会、盆踊りの3つのイベントで構成されている。
 農産物展示会は、子どもたちの農業実習・家庭科実習の製作物、移住地の農産物、デイサービスの作品、手芸、書道、いけばな等の展示が行われていた。
 子どもたちの作った大根は、サンタクルスのスーパーマーケットで売られているものより太くて立派なもので、展示即売会なのでほとんど売り切れていた。
 サンファンの特産物である卵(ボリビアの70%供給とのこと)の展示は10個一パックの展示で、その中の1個を皿に割り、黄身の色、形で賞が決められていた。

<子どもたちの農作物>

 運動会は、幼稚園から8年生までの生徒の白組、緑組対抗と、サンファン移住地を4地域に分けての青年、大人の対抗形式で行われた。
 こちらの運動場は、芝生になっており子どもたちはほとんど裸足で競技を行っている。
(下の写真参照方)

<生徒数が少ないため、遊戯も男女合同>

 面白い競技は、1年生から8年生の二人三脚で、1年生と8年生、2年生と7年生・・という組み合わせで、観客は大笑いであった。
 高学年は、今は日本では危険ということでほとんど行われていない騎馬戦が、男女とも行われ大歓声であった。

<騎馬戦>

 来賓参加のパンくい競争に出場したHさんは、ビリけつで賞品にハエはたきを獲得した。
 メインエベントは、綱引きで、生徒は低学年の白組・緑組対抗と高学年の白組・緑組対抗それに大人の地域対抗が行われ、最高に盛り上がっていた。

<綱引き>

 盆踊りは、夜7時から地域のボリビア人の参加もあり3000人もの人出で、売店もたくさん出て美味しいものが売られていた。
 うどん、ぜんざい、饅頭・・とあり、名物の串焼きステーキは、大きな肉塊が5個刺さった串が3本で10ボリ(140円)と日本では考えられない安さである。
 盆踊りは、日本と同じで、炭坑節から、八木節と浴衣姿のおかみさん主体で、最後に花火まで添えられていた。

 楽しいサンファン祭であったが、この日から急に今年一番の寒くなったため、防寒着を持参しなかったわれわれは、一日中震えながらの参加となってしまった。