ボリビアの珍しいもの その3(記W)

 ボリビアの珍しいものの3回目です。
 Hさんの所属先は、ボリビア日系協会連合会といって、ボリビアの各都市にある日系人会の取りまとめを行っている。この事務所は我が家から徒歩で5分位の所にあるが、大通りから少し奥まったところにあるため周りには大きな木がたくさんある。以前からこの付近でスピーカーとマイクが共鳴して出る「キーン」という音に似た騒音があり、何処から聞こえてくるのか不思議に思っていたが、この音の原因が判明した。
 先日ゴルフに行った時、それと同じ音がする為、同行した岩永さんに何の音か聞いたところ何のことはない、蝉の鳴き声だという。日本と違って蝉の数が多いため、日本の「ジージー」と途切れる音でなく、「キーン」と聞こえるようである。その蝉の抜け殻がびっくりするほど付いている木があった。
<蝉の抜け殻>
 この幹一本に100個位の抜け殻が付いていた
 ボリビアには、綿の木がある。ふんわりした綿(直径4cmくらい)の中心に黒い種が1つ入っており、タンポポのように風に吹かれて遠くへ飛んで行くのである。これを採集すれば綿や綿糸が作れるとのこと。但し高い木のため、現在はあまり使用されていないらしい。
<綿の木>
この実一個に10個くらいの綿が入っている。

 今日のNHKで、東北の紅葉が紹介されていました。ボリビアには紅葉はありませんが、下の写真は落ち葉のように広がっている「タヒーボ」の花です。ボリビアを代表する花の一つです。
<タヒーボの落ち花>