ユネスコ世界遺産 スクレの旅 その2(記W)
織物で有名なタラブコ訪問
タラブコ訪問の前に、スクレ市内にある織物会館に出かけた。
会館では、二人の織り子が実演をしていた。
<タラブコ織り 祭り・収穫・調理・結婚式などを物語調に美しく織り込んでいく
一ヶ月に30Cm幅ほどしか織れないそうである>
羊の毛を、雑草や木の実を使って染色。現在は化学染料で染めることも多いらしい。自然原料で作成したものは、手間がかかる分高価である。ちなみに、60Cmx40Cmほどの大きさで100ドル程度である。
<こちらの織物はハルカ「JALQ‘A」織り 赤と黒が基調でコンドルやカエルなどの動物を幾何学的に織り込んだもの>
織り子は、子どもを連れてきている。
<図柄集>
タラブコでは、毎週日曜日に、プラザ周辺でタラブコ織りや民芸品を売る店が沢山並ぶ。
日曜日朝の8時半、ボリビアでは珍しく予定通りにタラブコ行きのバスが出発。片道1時間半、料金は往復25Bs(約375円)。このバスは満席で、40人ほどの観光客が乗っていた。
<バス停付近から、タラブコの町を望む。>
100m四方のプラザの周辺に、100店ほどの露天商が店を出している。路地を入っていくと、日用雑貨を扱っている店も沢山ある。現地人対応の店で、米やとうもろこしなどの食料品や衣類なども扱っている。それらの店では、タラブコ独特の民族衣装を着た人たちが買い物をしていた。
<タラブコ市の売り子 ここに並んでいるマフラーなどは安い 30Bs(450円)ほど>
<プラザの電線にびっしり生えている植物>
以前オキナワにあったのをブログで紹介したが、これほど沢山は付いていなかった。
スクレとタラブコ間の道に平行して、鉄道が敷いてある。ところどころ切れているので今は廃線になっているのだろう。昔はウユニやオルーロまで走っていたらしい。
<今は廃線になった線路を歩く薪を背負ったロバ>
後ろのおばさんは写真を撮られると魂も取られると思ってか、カメラマンに向かって石をなげた。その石は隣にいた若い女性の白人ツワー客に当たり、喧嘩になってしまった。
<スクレとタラブコの間の高原地帯 標高3000mの地に広がる耕作地>
画面の真中左下に赤い建物が小さく見える。