FERIA MUJERES(記H)

 ここサンタクルス市では、年4回大きな見本市が立ちます。一番大きい見本市は以前Wさんがブログに書いたEXPO CRUZで農業や牧畜に関する見本市です。この見本市は約20年前から始められ牛や馬などの品評会やオークションだけでなく、日本やヨーロッパからも家具や電化製品が展示されています
5月中旬からから今日6月3日まで開催されているのがFERIA LIBROSという本の展示会です。ボリビアの出版社を始め様々な本屋さんが本を展示即売しているそうです。子どもたちのため、読み聞かせがあったり、著名な作家の講演も開かれるそうです
7月に開かれるのがGRUME  FERIA でワインとチーズの見本市です。南米はもとよりヨーロッパからも多数出品され試飲や試食もあるそうです。どのFERIAも入場料をとりますが、この時は入口で「白ですか、赤ですか」と聞かれて、どちらかのワイングラスを渡され、会場では飲みたい放題だそうです。きっと、ワイン通やチーズ通にはたまりませんね。
さて、5月12日(土)に青年Aさんと一緒にFERIA  MUJERESへ行きました。東京ドームの1,5倍くらい大きな会場の1部分を使っての展示会でした。夜がいいというので7時を廻ってから行ってみました。最終日のせいか人ごみはなく展示物をゆっくり見学できました。女性のフェリアですから、化粧品、洋服、バック、靴がメインで中には時計やめがね、車まで展示されていました。
<ブティクの前には、美しいモデルさんが>

私たちはファッションショーがあるというので「新作の秋・冬物は何?」とかなり期待して時間を待ちましたが、予定より30分遅れて始まったショーの中には期待した作品が少なかったようです。女性のショーに先立って子供のファッションショーが開かれました。モデルは赤ちゃんから5,6歳までの子で、ちゃんとお化粧をして舞台中央に来るとどの子も大人のモデル顔まけに、しなを作り形を決めるのです。その仕草が余りにも可愛くて思わずプーと吹き出してしまいました。ここボリビアでもモデル会社があって、その子達は訓練を受けているのでしょうか。何処の国でも「我が子にチャンスを」と願う親心は一緒なのですね。
<あどけないモデルさん>

 FERIAは展示即売ということで、ボリビアの民芸品の展示は興味深くセーター、帽子、テーブルクロス、タペストリー、バックなど地域ごとに展示され、地方色豊かなボリビアの文化を感じました。織物1つとっても色や織り方に、それぞれ独特で特徴があります。日本の着物地のように洗練はされていませんけれど、どこか温もりを感じる品々でした。私は、そこで刺繍のバックを買いました。22cmx16cmの布製で軽いものです。バックの底やマチにまで刺繍が施され、日本ではあまりお目にかかれない品です。ワインや美味しい自家製のジャムも買い、只今、我が家の食卓をにぎわせてくれています。
<モデルさんは背の高い人ばかりでした>

 さて、女性と関係あるのでしょうか?ペット屋さんが出ていました。10匹足らずの犬を籠に入れて展示してあり、1匹だけは籤で当たった人に上げると係りの女店員が言っていました。愛らしい犬でしたが、後1年滞在の私たちには面倒見切れないので諦めました。ちなみに、そこに飾られていた犬のお値段は40万〜50万円でした。
 犬といえば、ボリビアでは放し飼いの犬が多く、買い物に行く途中道路に寝そべっている犬によく出くわします。犬を見たら遠ざけるように注意していますが、青年の中には犬に咬まれたというケースがかなりあります。地区ごとに狂犬病のワクチンを保健担当の青年が持っていて、いざという時にはSOSを打つようになっています。このように、私たちの身の安全はJICAによって守られています。
<目が愛くるしいワンちゃん>