ガラパゴス諸島への旅 2日目(記W)

 キト発9時30分のTAME航空で、ガラパゴスへ向かう。
 途中、アンデスの山並みに富士山のそっくりさん(コトバウシ山 5896m)を眺めることが出来た。

 途中、エクアドルで一番大きな町「グアヤキル」を経由して、いよいよガラパゴスである。グアラパゴス諸島は、グアヤキルから1000Km離れた太平洋上の島々で、赤道直下にありながら、海水が冷たく気温は一年中23℃から25℃程で安定しているとのこと。南からのペルー寒流の影響によるもので、マゼランペンギンがここに到着し適応できている。
<空から見えるガラパゴス諸島
 雨が少ないため、緑が少なく赤茶けている。

 ガラパゴスは、本土と1時間の時差があるが、船の中は本土にあわせた時間を使用しているので、この船の時間でこれからは紹介していく。
 12時45分 BALTRA島へ到着。3時間15分のフライト(グアヤキルでの1時間寄航含む)
 ここでは一人$100の入島税が徴収される。
<空港の売店脇にいた 体長60Cmランドイグアナ>
 のんびり日向ぼっこをしており、逃げ出す様子もない。

 空港からバスで約10分移動し、船着場からボートでクルーズ船「エクスプローラⅡ号」に乗り込む。3泊4日のクルーズである。行程の基本は、午前と午後1回ずつの島へ上陸し、動植物の見物とシュノーケルなどを行う。船上での昼食の時間と、夜の時間は次の島への移動にあてられる。時間が有効に使われるようになっている。
<船着場のベンチは、ガラパゴスアシカに占領されています。>

エクスプローラⅡ号>
 全長88.16m 4077ton  客室数 52室 今回の乗客は、約70名
 小さい船は、揺れが大きく船酔いするということで、ガラパゴスで一番大きな船を選んだ。
 左に見える帆船も、クルーズ船です。2まわり位小さいので、かなり揺れていました。もっと小さいクルーズ船もあります。同乗したアメリカ人の話では、前日までは、もっと小さい船でクルーズしており、船酔いがひどかったとのこと。料理も現地食だけで、散々だったとこぼしていました。お値段は高くも、大きな船をお勧めします。ちなみに、クルーズ料金は一人$1495(3泊4日)でした。

<客室内>
 日本のビジネスホテルより、広くきれいでゆったりしている。鏡にソニー製のフラットテレビが映っています。

 昼食後、説明会・避難訓練シュノーケリングの道具の貸出しがあり、5時から「SAN CRISTOBAL島」へ上陸し、散策とシュノーケリングを行う。
<上陸用ボートをクレーンで下ろす作業>
 船頭は縄梯子で下りる。

 島への上陸は、「ドライランデイング」という、靴のままで上陸する場合と、「ウエットランディング」という、浜辺へ直接上陸するタイプがある。今回は「ウエットランディング」なので、ビーチサンダルで出かけた。
<岩場には、沢山の蟹がいる。サリーライトフットクラブ>
 岩に付いている海草を一生懸命食べている。

ガラパゴスウミイグアナ>
 動作は緩慢。天敵が少ないところなのでこうして生きていけるのか?

ガラパゴスアシカと記念撮影>
 いたる所にいる。ガラパゴスの動物では唯一人間が危害を受けることがある動物とのこと。近づくと吠えることあり。

シュノーケリング
 海の水は結構冷たいが、泳いでいると気にならなくなる。
 後ろの岩場付近には、たくさんのきれいな魚が泳いでいた。アシカも一緒に泳いでいます。

 6時半に帰船し、8時から船長ほか乗務員による歓迎会。
<クルーのメンバー紹介>

<夕焼けのSAN CRISTOBAL島>

 8時15分からディナー。前菜、スープから始まる本格的なフランス料理で、メインも5種の中からチョイス出来る。この日は、肉料理とベジタリアン料理を選んだ。サンタクルスでは決してお目にかかれない本格的フランス料理に大満足。
<デザートも2種から選べる。>
 ワインはチリ産のハーフボトルを選んだ。アルコール類のみ有料。ちなみにこのワインは$14。