ガラパゴス諸島への旅 4日目(記W)

 7月13日6時起床。昨夜は船の揺れが少なかったため、二人とも快眠できた。
 7時半に「San Cristobal Island」の「Baquerizo Moreno Port」に向け出発。午前中は、ガラパゴスゾウガメを見るのが主目的である。ちなみに「ガラパゴス」とは、スペイン語でゾウガメを意味する。
<上陸風景>
 みな救命胴着を着けての上陸である。今日はドライランディング。

 港から島の反対側にある、国立公園へバス2台に分乗し出発。途中標高600mくらいの山を越えてゆく。山の上は、海風が霧になり視界が悪い。一年中霧が多い為シダ類が多く生えている。国立公園に着き、ガラパゴスゾウガメを求めて、散策開始。
<散策途中で見つけた小鳥>
 ガラパゴスマネシツグミか?

 30分ほど歩くと、「ガラパゴスゾウガメ」に出会うことが出来た。朝夕2回餌になる木の葉を置いておくと、それを感知し、森の中から集まってくる。耳はないが、鼻は良く利くとのこと。
人間による食料、油を獲る目的で乱獲されたため、絶滅の危機を救うため1965年からダーウイン研究所で人工孵化して、飼育、帰島が始まった。下の写真は甲羅の大きさが直径1mくらい。大きいのは270Kgの大きさになる。200歳くらい生きると言われているが、確かではない。今までは甲羅に番号を書いて管理していたが、今は孵化、飼育中にマイクロチップを埋め込んで管理し始めている。行動範囲や年齢などもこれからははっきりして行くだろう。
<食事中のガラパゴスゾウガメ>

ガラパゴスゾウガメと記念撮影>

<遊歩道に出てきた小亀?>
 甲羅の直径が60Cmくらい。何歳くらいかは不明。

 11時30分 帰船。
<結構波が高い状態での乗り移り>
 船が上に上がった瞬間に乗り移る。

<昼食時、コック長の誕生祝があり、ケーキが振舞われた>

 午後は、「Santa Cruz Island」のダーウイン研究所見学である。
 人口12,000人が住むガラパゴス諸島で一番大きな居住区にある。ゾウガメ、リクイグアナの増殖研究、帰化動植物の駆除などを主に行っている。
<ガイドによるゾウガメの説明>
 研究所で一番大きなゾウガメで、年齢200歳といわれている。本当かどうかはわからないと、ガイドの説明あり。

ガラパゴスリクイグアナ>
 オスはメスより大きく、色も鮮やか。寿命は60年以上といわれている。下の写真はオスと思われる。

ダーウィンフィンチか?>
 ダーウィンフィンチとは、かの博物学者「ダーウィン」の心を動かし「進化論」を世に出すこととなった、ホオジロ科の鳥。13種のフィンチにつけられた総称。生息する場所、食物の多様性からくちばしの形が多様化したと考えられている。