ボリビア 車事情(記W)

 ボリビアの車事情を紹介します。
 以前紹介したように、この国のタクシー料金は非常に安いです。人件費が日本の約1/10以下ということもありますが、燃料が安いのもその理由です。ガソリンは、日本の約1/2(これは税金が安いからでしょう)、また、タクシーなどはエンジンを改造して、ボリビア産の天然ガスで走るようになっています。そのガス料金は、ガソリンの1/3です。ということは、日本の1/6の燃料代になります。
 タクシー料金の初乗りは、6Bs(90円)で2Kmくらい走ってくれます。オキナワ移住地は、サンタから80Kmありますが、70Bs(1000円)で行ってくれます。
 バス料金も、安いです。先日教会めぐりに行った時に乗った長距離バスは、200Km程のところまで、35BS(500円)でした。
 市内の公共交通機関は、ミニバス(ミクロ)です。市内は、何処でもBs1.5(23円)で行けます。行く先が決まっている「乗り合いタクシー」も走っています。これもミニバスと同じくBs1.5です。一人でもおおく客を乗せられるように、助手席は、広めに改造されていて二人乗せられるようになっています。(都合5人の客を乗せられます。)
 珍しい?車の写真を紹介します。
<左ハンドルへ改造したタクシー>
 日本から輸入した中古車は、全て左ハンドルに改造されます。サンタクルスではほとんどが、ダッシュボードも左ハンドル用に変更しますが、地方に行くとこの変更を行わず、元のハンドルの穴は開いたままです。もちろんメーターも元のまま右にあります。

<壊れれても、修理しない?>
 ライトが壊れてもそのまま、ボンネットがなくなってもそのままです。
 どちらも私のアパートの前にいつも止まっており、もう半年以上この状態で走っています。
 
<日本の中古車>
 日本の中古車が沢山走っています。もちろん外装は元のままです。

 走っている車のメーカーですが、ここボリビアトヨタ車の比率が高く、90%以上がトヨタ車と思われます。先日訪れたエクアドルでは、日産車が目立ちました。どちらも日本車が圧倒的に多い国です。イグアスの滝(ブラジル)では、日本車の比率は少なく50%以下と思われます。