南米のパリ ブエノス・アイレスへ(2日目)記H

 12月16日(日)「ガウチョツワーがお勧め」
 日曜日は店が閉まるので、ガウチョツワー(A$170/人)を申し込み、ブエノスの近郊にあるサンタ・スサーナ農場で過ごすことにした。
<ドレーゴ広場への坂道にある鐘楼が美しいサン・ペドロ・テルモ教会>
 1734年完成

 10:00バスが迎えに来てくれ、15人くらいのツワーだと分かる。農場見学に先立ちドレーゴ広場の骨董市に30分程立ち寄る。坂道の両側に革製品を扱ったバック屋、ベルト屋、洋服屋をはじめマテ茶の道具、スカーフ、アクセサリー、絵画、みやげ物屋等が軒を連ね、登り切った広場には100軒以上の店が2m程の幅で古い食器や人形、古着、家具などの露天を出していた。時間がないので、かけ足でめぐり、ギターの生演奏を耳で追いながらその市を後にした。
<骨董市にて>

 12:00農場へ到着。若いお嬢さんが籠の中から暖かいエンパナーダを配って私達を歓迎してくれた。乗馬や馬車に乗る体験が無料で出来るというので、私達は乗馬を20分くらい楽しんだ。
<さすらいのカーボーイよ、霧の中を何処へ行くのだ。>
 本当は、霧でなく砂埃です。

 その後、昼食は300人程入れるレストランで、ガイドの指示に従ってツワーごとにまとまって座る。ワインとビールは飲み放題のため、Wさんは大喜び。太いソーセージや牛肉、鳥肉が次々とふるまわれる、運んでくれたボーイはガウチョのスタイルで愛想よく給仕してくれる。
ガウチョスタイルのボーイと記念撮影>

 私達が満腹になった頃に、ステージではショーが始まり、ガウチョの歌い手、太鼓、ギターの生演奏に合わせて、タンゴが踊られた。
<華麗なタンゴの踊り>

 最後には、激しいガウチョダンスが披露されポレアドールという鉄の玉を革で包んだものを演奏に合わせてリズムをつけながら回し、舞台狭しとステップを踏みながら踊ってくれた。私は、いつ紐が切れて飛んでこないかとハラハラしながら見学していた。
<激しいガウチョダンス>

 その後は再び、牧草地へ戻ってガウチョの馬術ショーを見学。勢いをつけて走ってきた乗り手がパン食い競争よろしく、バーの下にぶら下げられた小さな輪っか(キーホルダー?)をエンピツくらいの棒で刺し取るゲームだ。運よく刺し取れたガウチョには大きな拍手が観客から寄せられた。成功したガウチョは、観客の中から自分で選んだ人にキスしてもらい、そのキーホルダをみやげに上げていた。
<子どものガウチョも上手にできます。>