南米のパリ ブエノス・アイレスへ(3日目)記H

12月17日(月)「ブエノスの街 あちこち」
 世界三大劇場の一つとされる「コロン劇場」は、ガイドブックには改装工事中のため年内は閉まっているとあったが、前日乗ったタクシーの運転手が「小劇場の方はやっていますよ。」と言っていたので、半信半疑で行ってみる。窓口は開いていたが、係りが「劇場内は全て閉まっていますよ。」とそっけなく言ったので残念ながら入場できず。
<ミラノのスカラ座に次ぐ世界第2の大きさのコロン劇場>

 月曜日は、美術館や博物館が休館のため、ボカ地区にあるカミニートへ直行した。TAXIの運転手が「ここは危険な地域だから、バックは手で押さえて左右を良く見て歩くんですよ。」と親切に助言してくれた。
<タンゴはここから生まれた>
 迷ダンサーが腰を痛めないか心配??

 青、黄、赤などのペンキで塗られた家々が建ち並び、長さ100m程の道の両側には、絵画やオブジェなど芸術家の卵達が、思い思いの作品を展示即売している。パリのサクレークール寺院側にある画家達がキャンバスを広げている光景をを思い出した。
<カミニート ミニ美術館>

 日本人会館でうどんと寿司の昼食をとってから、ホテルへ帰る道々サン・イグナシオ教会や大聖堂に入り、南米開放の父ホセ・サン・マルティン将軍の棺が安置されている部屋で手を合わせた。
<棺の護衛兵に注目>

 5月広場には様々な露天商が並びさながら祝日のよう。
<国旗とバッチ売り>

遠くにはカサ・ローダと言われるピンク色に塗られた大統領府が見えた。就任まだ1週間という女性大統領クリステンィーナさんの評判はホテルの人やTAXIの運転手に聞いた限りでは上々であった。彼女がエビータのように国民的な英雄になる日が来るかもしれない。
 夜は、ブエノスのF青年の計らいで、アルゼンチンのシニアSさんとWさん親子、T青年に加えブラジルのSさんが集まってくれJICA横浜研修の同期会になった。1年も会っていない懐かしい面々が一同に会して話はつきず、美味しいスペイン料理とアルゼンチンビールが加わり、深夜まで話題はあちこちに飛んだ。とにかく、どの人もそれぞれの任地で最善をつくし充実した時間を過ごしている様子を知り、同じ釜の飯を食った仲間をたのもしくも感じた。
<TANCATで盛り上がる>