世界最南端の町 ウシュアイア(1日目)記W

12月18日(火)「世界の果て号に乗車」
 ブエノス発5:45のLAN航空で世界最南端の町「ウシュアイア」に向かう。夕べ遅かったので3時半の起床は少しきつい。2時間40分のフライトで雪を頂く山を望む「ウシュアイア」に到着。
<街の中心街から見る雪を頂く山並み>

 昼食後、世界最南端を走る蒸気機関車に乗りに行く。
ここウシュアイアは、1883年 ブエノスアイレスの政府がマゼラン海峡、ビーグル水道と大西洋に挟まれたこの島を重要な領域と認識し、領土として確立するため国民を居住させる計画を立てた。そのために、この地(フエゴ島)に刑務所を作り囚人を送り込むことにした。その囚人達が森を開拓し、木を運ぶために1910年に最初の鉄道が出来たのです。今の鉄道は、1994年に当時の鉄道を再現した観光用として、運行を始めたとのことです。
<世界のはて号>

 この列車は、7Km(元は25Kmあったが最後の7Kmのみ再現した。)程のルートを途中30分見学の為の停車時間を設け、ゆっくり1時間かけて終点まで行く。帰りもまた途中停車し、1時間で戻る。運賃は往復でA$70 約2800円だ。(国立公園入場料が別途A$20必要)
<停車駅近くのタンポポの咲き乱れる草原>

 車窓からは、100年ほど前に囚人達が切り倒した無数の切り株が見える。冬は雪が積もるため、切り株の高さが高くなるとのこと。
<木の墓場と言われている>