南極旅行(1日目、2日目)記W

 JICAボランティアには任期中の任国外旅行が許されており、ここボリビアへ派遣されているボランティアの多くは、アルゼンチンへ任国外旅行をしている。私達も8月頃から今回の夏休み(12月から1月まで)には、アルゼンチンへ行こうと計画を練り始めた。皆さんが世界最南端の町ウシュアイアに行っているという事で私達もこれに習う事にした。そこではたと世界最南端ということは南極に近いこと(1000Km)に気づき南極行きの検討を始めたのです。インターネットで調べたりした結果、飛行機で日帰りで行けるツワーもあるが、天候によっては、何日もフライト待ちがあるということで、船を利用するツワーでは一番短い11日間の旅をを選択した。
12月20日(木)「乗船」
 ティエラ・フエゴ国立公園のバスツワーの後、午後4時から乗船である。船はロシア製のアメリカ船籍ORLOVA(オルロバ)号である。船長を含む乗務員は、28人、乗客は112人。
<乗船前 ORLOVA号を背景に>

<船のデッキより、波間をと飛ぶかもめを撮影>

 乗船後、安全に対するミーティングがあり、ライフジャケットの装着方法などの説明があった。
 7時半より、船長主催のWelcome Party があり、それに続いて Welcome Dinner である。メインコースは肉料理か魚料理を選べるフルコースのディナー。ワインもビールも飲み放題が嬉しい。
<メインコースを前にして>
 私は肉料理を、Hさんは魚料理をチョイス、勿論シェアして食べる。

<静かなビーグル水道の夕暮れ>
 9時を過ぎてもこんなに明るいのです。

12月21日(木)「ドレーク海峡
 真夜中の12時ころから、ビーグル水道を過ぎドレーク海峡に入ったのか船の揺れが大きくなってきた。左右に10度ほどの揺れである。ベットの上で体が滑っているのが判る。予防のため酔い止めの薬を飲む。これから南極半島まで、約36時間この状態が続くのか、ちょっと心配。
朝7時に起床。船酔いは大丈夫そうだ。朝食も問題なく食べる事ができた。
 朝食後、船内を見学。
<操縦室で船長と記念撮影>
 船長は、ロシア人のベテラン船長Igor Karavaevさんだ。Welcome Partyでは、制服を着ていたが仕事中はジーパンスタイルだ。

陸地から100Km以上離れていると思われるところでも、船の周りをかもめが飛ぶ。ウシュアイアの港で見たカモメとは別の種類だ。(羽の模様が違う)

 今日は一日中陸地は見えない。午前、午後共に南極の鳥やアザラシ等についての説明会が行われた。