南極旅行(3日目)12月22日(土)(記W)

 下の地図は、標準的な南極11日間のツワー行程です。今日の午後には、ドレーク海峡を越え、地図の4の地点(南シェトランド諸島)に到達する予定です。
      ↓ 南アメリカ大陸

                      ↑ 南極半島
午後 アイチョー島への上陸
 午後3時より、南シェトランド諸島のアイチョー島に上陸する。10名ずつゾディアックといわれるゴムボートに乗っての上陸だ。足場もないほどペンギンがいるといわれている島だ。
<沢山のペンギンがお出迎え>
 あいにく少し吹雪いてきている中での上陸となった。くちばしの下に髭のような一本の線がある「ヒゲペンギン」とのスナップ。後方に大きな群れが見られる。カメラが濡れるのを心配しながらの撮影だ。

<ヒゲペンギンも吹雪でちょっと寒そう>

 2時間半ほど、この島を散策。ヒゲペンギンのほか赤いくちばしの沢山のジェンツーペンギンの群れもいる。
<石で囲った所に据わっているのは、卵を孵化しているジェンツーペンギン>
 まだ、孵ってはいないようだ。子どもが見られないのは、残念。

<一泳ぎして、陸に上がってくるジェンツーペンギン>

<遠くのジェンツーペンギンの群れの中に、一匹のキングペンギンを発見>
 中央の胸がオレンジ色の一回り大きなのがキングペンギンだ。このツワールートには、あまり生息していないとのこと。今回のツワーではこの一匹を見たのみ。

 ちょっと寒かったが、初めての上陸を無事完了。念願のペンギンとの出会いは、感動的でした。

夜半 ハーフ・ムーン島への上陸
 夕食後、8時半よりハーフ・ムーン島に上陸。吹雪もやみ天気は上々、絶好の撮影日和になってきた。この時期南極は、一晩中明るい白夜のためこの時間の上陸も可能になっている。沖の船から、10人ずつゴムボートで上陸。
<雪に覆われたハーフ・ムーン島の雪面を登るペンギンの群れ>

<この島に上陸すると、沢山のペンギンが我々を歓迎>

<ペンギン以外にも沢山の鳥に出会えた。>
 一時帰国で手に入れてきた、高倍率のデジカメが威力を発揮。数十メートル離れていてもこの様にゲットできる。




 1時間ほど歩いたところにいたヒゲペンギンの群れの中に、一匹の頭に金色の羽があるマカロニペンギンがいるのを発見。
<数十メートル離れているところからの撮影>
 これも新しいカメラの威力によるところ大。

<夜11時を廻ったときの日没風景>
 このまま、一晩中暗くなりません。

 南極ツワーは、天候状態により予定通りの上陸や見学が出来ないことが多いと聞いてきたが、今日は上々の滑り出しだった。ここは、ドレーク海峡のような揺れもないので今夜はゆっくり眠れそうだ。