氷河の町 カラファテ(1日目)記W

12月31日(日)「ペリト・モレノ氷河ツワー」
 ウシュアイアから飛行機で1時間、氷河の町カラファテに入る。ここで3泊し、ロス・グラシアレス国立公園の代表的な氷河「ペリト・モレノ氷河」と「ウプサラ氷河」のツワーに参加する。
 ホテルは、サンタから予約しておいた町の中心部に近い「セロ・クリスタル」だ。こぎれいなホテルで、一泊A$170(約6000円)。ここカラファテのホテル料金は、11月から2月の観光シーズンは、冬場の2倍に跳ね上がる。インターネットが無料で使用できので、しばらくぶりに、メールを読んだり発信したりした。但し、キーボードはローマ字入力のみ。
 「ペリト・モレノ氷河」ツワーは、A$100(約3700円)、その他に国立公園への入場料A$35が必要。食事は付いていないので、ホテルにサンドイッチのお弁当を予約して持参。(現地にレストランもあり、食事することは可能だったが。)
朝8時半に、ツワーバスが迎えに来る。バスガイドが一日乗車して、スペイン語と英語で途中の景色や牧場の歴史などを説明してくれる。途中の牧場では、牛や馬の他リャマ?やウサギも見かけた。
<ゆうゆうと空を舞うコンドル>

 ペリト・モレノ氷河が見える地点で一度休憩する。
<氷河をバックに記念撮影>
 日本から来た、若者にシャッターを切ってもらう。3人(男性1名、女性2名)もいたが、みな一人旅で男性青年は、もう半年以上も中南米の旅を続けているとのこと。

 11時頃、氷河の対岸の見晴台に到着。ここで、3時間ほど、食事をとりながら、氷河見物をする。
 少しここペリト・モレノ氷河について、説明します。見晴台は、下の写真の左下の黒いところにあります。そこから、左に1.8Km、右に2.4Kmの幅で、高さ55mの氷壁が立ち上がっている。長さは、35Kmあり、その内14Kmのところまで見渡せす。氷河の中央部は、流れが速く一日2mも前に進んでくるそうです。この動きが崩落を引き起こすのです。それでも、氷河の源であるチリ国境のピエトロベッリ山(標高2950)に降った雪がここに到達するには、何百年もかかります。

<氷河の全貌>
 と言いたいが、幅が広すぎて入りきりませんでした。

 展望台まで行って、氷河とその崩落を見物する。地球の歩き方には、「静けさを打ち破り、腹の底まで響くような、雷鳴を思わせる轟音とともに、巨大な氷の塊が湖へと崩れていく。青白く輝く氷の数万年に及ぶ長い長い旅路の終わりだ。」と書いてあったが、今回は1時間以上眺めていたが、残念ながら小規模の崩落を3度見たきりだった。但し、小規模といっても、実際はかなり大きなもので、轟音といっても良い音は聞こえる。そのほか崩落は見えないが、音だけは何度も耳にした。
<氷河の右半分>
 浮いているのは、崩落した氷

氷壁拡大撮影>

<小鳥も一緒に氷河見物>


 3時から、右側の湖「ロス・テンパノス水道」で、クルーズ船に乗って氷河を見上げるツワーに参加。下から見上げると氷壁の高さを実感できる。1時間のクルーズ船のツワーだったが、ここでも小規模ながら3度の崩落を見ることが出来た。
<クルーズ船から見た氷壁

<クルーズ船から、先程の見晴台を写す>

氷壁をバックにクルーズ船を>

 ツワーを終え、大晦日の食事をと、夜8時頃街の中心にある「カシミーロ・ビギュア」というレストランに入っていったら、JICA横浜研修同期のブラジル組シニア5人とバッタリ遭遇。我々は予約していなかったので、そこでは食事するとこができなかったので、1時間半後に近くの喫茶店で待ち合わせ。1年半ぶりの再会だったので、話がつきずコーヒー一杯とケーキだけで、深夜まで話し込んでしまった。みな、それぞれ任地では元気に頑張っているようだった。
<ウエイターにシャッターをお願いして記念撮影>

地球の果てでこんな偶然があるのかと驚かされた日だった。