氷河の町 カラファテ(2日目)

1月1日(日)「ウプサラ氷河ツワー」
 「ウプサラ氷河」のツワーに参加する。ツワー料金は、A$263(約10、000円)と昨日のツワーの約2倍とちょっと高めである。ツワーの内容も確かめずに申し込んだので、どんな違いなのかは行ってのお楽しみである。
 朝8時半にホテルに迎えが来ることになっていたのに、南米らしくなく20分も早く来て大あわてでバスに乗り込んだ。このバスには、ガイドもいなく何の説明も無く各ホテルから客を乗せて、プンタ・バンデーラという船着場まで行き、そこでクルーズ船に乗る。
 クルーズ船に乗って始めて、今日は、一日このクルーズ船に乗って、南米で3番目に大きいというアルヘンティーノ湖を渡りながら、色々な氷河に行くらしことがわかった。
<大きな氷山が浮かぶウプサラ水道>
 幅25m 高さ5mの青く輝く氷山。この下には表面に出ている数倍の氷があるのだ。

最初が、オネージ氷河見学だ。オネージ水道の船着場で船を降り、30分程ブナ(スペイン語でレンガ)の林の中を歩くと湖畔に出る。ここから、3つの氷河が見える。
<途中のブナの林>

<湖畔から見る3つの氷河>

<湖畔には、小さな白い花が沢山咲いていた。>

 オネージ氷河の次は、クルーズ船からのウプサラ氷河見学だ。ここロス・グラシアレス国立公園で最大の氷河だ。幅7Km 長さ60Kmもある。あまりにも幅が広いため、遠くから見ると高さ80mの氷壁が高いと感じられない。ここでも、崩落は小さいのが2度ほどあっただけで、大きなのを見ることは出来なかった。
<ウプサラ氷河 遠景>

<ウプサラ氷河 近景>
 近づくと見上げるように高い。

 次は、ここでもっとも高い氷壁を見ることが出来るスペガッツィーニ氷河に向かう。途中セコ氷河を見ることが出来た。この氷河の先端は、湖面まできていない。
<途中で切れているセコ氷河>
 温暖化のため、先端がどんどん後退しているとのこと。

 スペガッツィーニ氷河は、先端部の幅は、1.5Km 全長25Kmと氷河の規模はそれほど大きくないが、高さが135mもある。見ていて迫力一番の氷河だ。大音響と共に、かなり大きな崩落も見ることが出来た。
<クルーズ船と比べても、高さが実感できます。>

<高さを実感させたいのですが、写真ではイマイチですね。>

<氷山の先端には、こんな形のもあります。>
 今にも、崩れ落ちそうですが、ドッコイ何時まで見ていても落ちてきません。

 スペガッツィーニ氷河の見物を最後に帰路に着く。途中船が急に止まったと思ったら、崖の途中にコンドルがいた。巣があるのか、ただ休んでいるのかは、わからなかったがこんなに近くで野生のコンドルを見ることが出来たのは、ラッキー!
<コンドルも寒いのか、首をすくめていた。>