イースター島 2日目(記W)

 今日は、島の東海岸と北海岸を巡るツワーに参加する。朝9時にマイクロバスが迎えに来る。NHK世界遺産の番組を見て、絶対来たかったという人や、エジプトから世界一周の新婚旅行をしてきた人たちなど、日本人が4人3組も同行していた。
 チリに面した、東海岸のモアイ像は日本にも被害をもたらしたチリ地震津波等により、殆どが倒れている。
<高波が押し寄せる海岸>

<倒れているモアイ像>

 東海岸を北上すると、島最大の15体のモアイ像が立つアフ・トンガリキに来る。この像の再建は、日本の四国・高松のタダノという大手クレーン会社が、クレーンの提供と1億円に及ぶ莫大な資金援助により行った。
<整然と並ぶ15体のモアイ像>
 右から2番目の像の頭にあるものは、帽子でなく髪の毛である。この国の首長を始め男性は、髪の毛をこの様に結っていたらしい。他の像の髪の毛も近くに並べられていた。

 ここから、内陸に行くと山が丸ごとモアイ像の製造工場になっているラノ・ララクがある。ほとんどのモアイ像は玄武石や黒曜石の工具を使って、この場所の凝灰岩から切り出された。
<切り出し途中のモアイ像>
 切り出したあと、コロを使って海岸まで運び、設置したようである。

 運び出されるのを目前にしながら、胸のあたりまで土に埋まって途方に暮れたように立ち尽くすモアイ像も並んでいる。
 モアイ像は、そのときの首長を顔をかたちどった様である。

 ここから、北海岸に行く。海岸近くにテ・ピト・クラと呼ばれる丸い石がある。この石には、磁場があり不思議なパワーを秘めているそうだ。
<磁石がくるくる回ってしまう。>

<穏やかな白砂の入り江のアナ・ケナ・ビーチの丘の上に立つホツマツアのモアイ像>

<1978年に復元されたプカオを載せた7体のモアイ像 アフ・ナウチウ>