7日目 本島(バベルダオブ島)一周

 朝、のり巻きといなり寿司を買い込み、本島一周のドライブに出発。島周回道路(コンパクト道路)は、アメリカの援助で作られたとのこと。
 40km45分位走るとガラスマオの滝の入口に到着。30分ほどジャングルの道や川の中を歩くと滝に出る。あまり大きくはないがこれでもミクロネシア第一の大きさとのこと。レースのカーテンのような美しい滝である。
 途中パラオの国鳥(Palau fruit-dove)の鳴き声が沢山聞こえたが残念ながら姿を見ることは出来なかった。
<途中のジャングルの中にドイツ領のときに作られた錫鉱山用の鉄道跡がある>

<滝の向こう側に立っている私がわかりますか?>

 島周回道路が出来たので、最近観光地になってきたノースビーチに住むHIさん宅訪問。HIさんは、自然の中での暮らしにあこがれ、子供を日本に置いてパラオに来てパラオ人のご主人と一緒になり今の生活をしているとの事。木彫りをしているご主人と二人暮し。海に魚を捕りに行っているご主人が帰ってくるまでのんびりおしゃべり。2、30匹の小型の魚をモリで捕ってご主人が帰ってきた。魚と自家製のバナナとパパイヤをお土産に頂いた。
<Hさん宅の前の海>

<ご主人が銛で捕った魚:銛の傷跡があるでしょう。>

<ストーンモノレス ミステリアスな石碑の一群>

 最北端に日本軍が作った灯台の跡がある。戦争末期に米軍の空襲を受け、メチャメチャニ壊されてしまった。
<最北端にある日本軍が作った灯台跡>

 若いとき灯台を作る作業をしていた老人の話を聞く。海岸から丘の上まで建築資材を担いで上がるのが辛かったと話していた。米軍の空襲のときはジャングルを逃げ回ったとの事。孫娘は、灯台への入場料の徴収の係りをしている。

灯台からの絶景>

 帰り道に新首都マルキョクを見学。数年前の大統領が、何のためか選挙公約にしていた新首都として、コロールから25kmほど離れた田舎の丘の上に新庁舎を建設。大統領をはじめほとんどの人(数百人??)が、旧首都のコロールから車で毎日通っている。Hさんの隣の奥さん(国務大臣)も自分で運転して通っているようです。
 アメリカのホワイトハウスより立派そうな庁舎でした。
<新首都の庁舎>