北九州への旅(2日目)

 今日は、レンタカーで柳川→伊万里→有田→武雄温泉と回る。
 福岡県の柳川市は、有明海に面した町で、福岡から車で2時間ほどである。まず「北原白秋生家・記念館」を訪ねる。白秋を偲ぶ品々と、彼を慈しみ育んだ柳川の歴史に触れることができた。
 水郷柳川は、川下りが有名であるが、1時間半ほどの川下りは、この炎天下では堪えるので岸から眺めるだけとした。
<観光客が少ないせいか、1名のみのお客の船もあった。>

 次に、柳川藩主立花邸とその庭園を見学した。代々藩主の武具や雛人形を見ることができた。昼食は柳川名物のうなぎを頂いた。
<御花松濤園>

 焼き物の町「伊万里」では、「伊万里・有田焼伝統産業会館」を見た後、「秘窯の里 大川内山のみて歩き」を行った。

 鍋島焼というのは、伊万里焼の中でも鍋島藩が将軍や大名などへの贈り物にした特別なもので実用品の焼き物とは別物である。明治以降鍋島藩の庇護がなくなった後も継承しているとのこと。御庭焼窯もそのひとつである。
鍋島藩 御庭焼窯の壺>

 見て歩きの最後に、藤右エ門窯で手ごろな焼き物を見つけて2対手に入れた。どちらも簡素な絵柄であるが、正真正銘の手書きの作品である。

 伊万里の次は、有田に向かった。最初に訪ねたのは、「柿右衛門古陶磁参考館」である。
柿右衛門の絵皿>

 有田陶磁器美術館は残念ながら、月曜日のため閉館していた。以前有田で手に入れた傘立てを割ってしまったので陶器の問屋街に行き、色々見て回ったが手ごろなものを見つけることは出来なかった。
 そこから武雄温泉に向かい、途中の高速道路を走っているときに前がほとんど見えないほどの大雨にぶつかり怖い思いをした。武雄温泉で泊まった「武雄温泉ハイツ」は、温泉もすべすべしており料理も美味しかった。お勧めである。
<夕食のご馳走>