エキゾチックトルコ(6日目)

 今日は、今回の旅のハイライト世界遺産カッパドキア」の観光である。朝6:50ホテル出発。
 カッパドキアとは、首都アンカラを中心とした中央アナトリア地方の名称で、南北50Kmにもおよび小さな村や見どころが点在している。太古の昔、火山の噴火にともなって堆積した溶岩や火山灰が、長い年月の間に浸食され出来た奇岩群は圧巻である。そして岩の間に密やかにキリスト教の文化が育まれた地でもある。
 まずは、キノコ岩の見学である。ホテルから10数分の所にある。
<この岩は、三姉妹の岩と呼ばれている。>

 雄大カッパドキアの景色を、はるか上空から堪能する気球に乗るツアーが人気とのこと。気球に乗るのは、天候が安定している朝の内が多い。
<この日の朝は54個の気球が上がっていた。>

 古代ローマ時代、このあたりにキリスト教徒が岩を掘って住みはじめ、岩中に多くの洞窟教会を造って信仰を守り続けた。約30の教会が集まるギョレメの谷を現在は博物館として公開している。11世紀頃建てられた教会は保存状態も良く、内部のフレスコ画は一見の価値あり。
<ギョレメ野外博物館>

<教会内部のフレスコ画は、写真禁止のため一般住居の天井を撮影>

<奇岩の中を1時間ほどミニハイキング>

<ハイキング途中での撮影。3枚を合成してパノラマに>


<バスで移動途中の丘から見た、パノラマ>

 カッパドキアの観光の拠点となる町「ユルギュップ」。10世紀頃にはこの地方のキリスト教社会の中心であったとされ洞窟住居や教会の跡が多数見られる。町はずれにあるキノコのような奇岩は地元では「妖精の煙突」と呼ばれている。
<奇岩の洞窟で手を広げるHさん。>

<駐車場でのびるアイスクリームを売るお兄さん>

<音楽演奏を楽しみながらの、洞窟レストランでの食事>

 「カイマクル」は、まるでアリの巣のように地下へ伸びる巨大地下都市。地下8階の深さで約1万5千人の人が地下で生活出来たと言われている。(我々のガイドさんは、排泄のことなど考慮すると実際は、2000人くらいだろうと言っていたが。) イスラム教徒の迫害から逃れてキリスト教徒たちは地下へ身を隠した。中には生活空間だけでなく立派な教会も造られた。「カイマルク」以外にも10数か所の地下都市があるとのこと。
<地下都市内でガイドの説明を受ける>

 カッパドキア地方は、絨毯の産地でもある。原住民の女性たちを訓練し、上質のじゅうたんを作っている。案内された絨毯工場で沖データ製のマイクロライン320Tを発見。店員とこのプリンタの話をしていて、最後に絨毯を買う羽目になってしまった。
<マイクロライン320Tは、沖データ製のプリンタで10年以上も人気を保っている名機。>

<絨毯織の実演。説明している教授は大阪大学に留学したことがあり、日本語を地域の人たちに教えている。我々のガイドもカッパドキア出身で、この先生に日本語を習ったとのこと。>
 
 絨毯の価格は、大きさでは決まらない。基本的には作るのに何ヶ月掛かったかで決まるとのこと。
<写真の馬の絨毯は、40cm角位であるが6畳敷きの絨毯より高い>

 カッパドキアの観光後、今日の宿首都「アンカラ」に向かう。約295Km所要時間4時間。
<途中の塩湖「Tuz Goiu」の夕日>
 この湖の塩分は、世界2位の濃さとのこと。また30Kmの向こう岸まで歩いて行ける深さらしい。>

 アンカラでのホテルは、5つ星の「BARCELO HOTEL ALTIEL」である。