日本語スピーチコンテスト

退職後、日本語学校で教え始めてほぼ5年になる。当初は、学生の85%が中国人だったが、3.11以降、中国人学生が減少した。そして、安部首相の靖国参拝のあおりを受けて減少するばかりである。今年は、ネパールやベトナムインドネシアの学生が増加している。
私は、週1回中級2クラスの文法と読解を指導している。



卒業式を前にして日本語によるスピーチコンテストが開かれた。各クラスから選ばれた代表が3分以内で自筆の原稿を暗記して発表する。内容は、日本へ留学しての感想や気づいたこと。日本人から学だことや今後の決意などが多く語られる。
教え子のRAI NISHAさんは「時間」について日本人から学んだそうです。ネパールでは30分くらい遅れるのは普通だが、日本人は時間厳守なので何事も計画通り進むので素晴らしいと評価されました。

中国人の羅塋塋さんは「アングルを変えれば」という題で[物事はいろいろな角度から眺めるのがいい]と話しました。日本人の曖昧さは中国人には理解しずらいけれど喧嘩にならないコツだ、日本人は和の精神があると加えました。

休み時間には、有志による余興がありました。ネパールの曲やフルートの演奏などがありました。