京都・奈良 華やぎ桜旅情(京都編)

 JTB旅物語のツアーで、京都・奈良の桜を見に行ってきた。往復全日空を利用した1泊2日のツアーである。
 初日は、朝3:15の高崎発のバスで羽田空港へ。7:00のANA013便で伊丹空港へ。(8:10着)
<飛行機からの富士山>

 初日の行程は、世界遺産醍醐寺の桜 → 平安神宮 → 京都御所 → 仁和寺 → 平野神社 → 高台寺のライトアップとツアーならではの盛りだくさんの行程であった。
 醍醐寺は、豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な寺である。三宝院の大玄関前にあるしだれ桜は、奥村土牛画伯の代表作「醍醐」のモデルになった桜であるが、残念ながら満開の時期を過ぎており葉桜の状態であった。本堂の中庭も素晴らしい作りであったが、撮影禁止のため紹介することは出来ない。
<太閤しだれ桜>

 三宝院の唐門(国宝)は、勅使門である。慶長4年(1599)に建立されたもの。平成22年に約1年半かけて創建当時の姿に復元された。
<唐門>

 平安神宮は、何度か訪れたことがあるが今回初めて裏庭の見学をすることが出来た。たくさんの枝垂桜が見ごろで朱塗りの神殿とのコントラストが素晴らしかった。
大極殿と白虎閣の後方に映える枝垂桜>

<裏庭見学の最初は、西神苑の枝垂桜である。>

<中神苑カキツバタがたくさんあり花の時期には見事な景色を見せてくれそうである。>

<東神苑の池に写る泰平閣>

<泰平閣からみる尚美館も素晴らしい>

 新楽殿は結婚式場で、今日も結婚式が執り行われていた。
<新楽殿の回廊>

 京都御所:京都には何度か出かけているが、御所に足を踏み入れたことが無かったので、初めての訪問である。延歴13年(794)桓武天皇が遷都された平安京のなかほどに皇居があったが、現在の御所は元弘元年(1331)に光厳天皇がここで即位されてから明治2年明治天皇が東京に遷られるまで皇居とされた。
<宣秋門から見た長い御所の東塀>

<清涼殿:平安時代には天皇が日常の御生活の場として使用された御殿>

<小御所:慶応3年王政復古の大号令が発せられた日の夜ここで「小御所会議」が行われた。>

<御池庭>

 仁和寺の桜は、「御室桜」と呼ばれる遅咲きで有名です。古くは江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われております。今回は丁度満開のときに訪れることが出来ました。
<満開の御室桜>

<御室桜越しに見る五重塔

<近くから見る五重塔

 平野神社は、江戸時代から桜の名所として知られていました。ここには10種類以上の桜があり、長い期間花見が楽しめますが、逆に一種類の花の数が少ないので迫力に欠けるのが欠点です。
<フルートとハーブの演奏が行われていました。>

 最後は、高台寺のライトアップ見学ということで、その前に清水寺前で「京湯豆腐御膳」の夕食です。高台寺の駐車場から清水寺まで30分ほど散歩を楽しみました。
<着物姿の観光客も多い2年坂付近>

<外人さんの舞妓姿にも出会うことが出来ました。>

清水寺狛犬は、普通1頭は口を結んでいますが、清水の坂を上ってきて疲れている人に笑顔になってもらう様2匹とも笑っています。>

<山門と枝垂桜越しに京都の町を・・>

 夕食後高台寺のライトアップ見学。亡き夫・豊臣秀吉の菩提を弔うために正室・ねねが建立した高台寺。まだ暮れきっていないためライトアップ効果が???
高台寺を代表する茶席 遺芳庵(いほうあん)>

高台寺のライトアップ>

 見学後、今夜の宿「新大阪江坂東急イン」へ