久しぶりの東京 その2

 昼食後、六本木・東京ミッドタウン ガレリア3階のサントリー美術館へ。
 現在は、大阪の藤田美術館の至宝を「国宝 と日本の美」と称して展示していました。
 明治の実業家・藤田傳三郎氏は、明治維新後、廃仏毀釈によって仏教美術品が失われる危機を憂慮し、仏像や仏画などの文化財保護に尽力しました。
 藤田美術館は、傳三郎氏と、長男平太郎・次男徳次郎両氏の2代3人による収蔵品を公開するために、昭和29年(1954)大阪市に開館しました。量のみならず質的にも充実した2,111件の収蔵品は、天下の名碗「曜変天目茶碗」など9件が国宝に、52件が重要文化財に指定されています。
<国宝 曜変天目茶碗の部分 瑠璃色の模様が宇宙を想像させます。現在の科学でもこれは再現できないとのことです。>

曜変天目茶碗>

重要文化財 地蔵菩薩立像 快慶作 鎌倉時代 13世紀  色彩がきれいに保存されていました。>

<国宝 仏功徳蒔絵経箱 平安時代 11世紀>

 展示を鑑賞した後、夜の歌舞伎まで時間があるので、ミッドタウンの「Ba-tsu」という喫茶店で、休憩を!!
<記念撮影!!>

 喫茶後、娘と別れて地下鉄で歌舞伎座へ。ちょっと時間があったので歌舞伎座前にある群馬県を紹介している「ぐんまちゃん家」を訪問。
<店の前で峠の釜めしの販売をしていました。>

歌舞伎座

<今日の演目を紹介している看板>

 今日の演目は、坂東三津五郎に捧ぐ「芋掘長者」(踊りが苦手な男の困った末の大一番)と「祇園恋づくし」(祇園でからみあう意地と粋と恋)の2本立てでした。わかりやすいお芝居でしたので、楽しむことができました。
<八月納涼歌舞伎のチラシ>

 幕間に緞帳の紹介が行われたので、写真を紹介します。
<今夏に使用されている緞帳>

<一般的な幕>

<紹介された緞帳3点>