流鏑馬

東京滞在中は「東京でしかできないことをしよう」と決め、美術館めぐりはもとよりコンサート、芝居見物と忙しく動きました。
10月12日、都立戸山公園で流鏑馬を見ました。「高田馬場流鏑馬」は享保13年(1728)八代将軍吉宗の世継が疱瘡にかかり平癒祈願のために流鏑馬高田馬場で行ったのが初めのようです。

2時開始に合わせて出かけたところ人、人、人の山。係りの人から「年々見学の人が増加しています」と聞きました。

最初に、古式ゆかしき装束に身を包んだ人たちが行列してご挨拶です。流鏑馬は、平安末から鎌倉時代に武士の間で盛んに行われたそうです。馬には鞍がなく、走る馬の上から矢を射る姿は勇壮です。

馬を走らせながら矢を3回続けて打ちます。的は木でできていて見事当たるとカーンという音が響き的が二つに割れました。3回息をもつかず矢を放ちます。これぞ、矢つぎばやの語源でしょうか?