緑の軽井沢2(W記)

小鳥のさえずりで目覚め、すぐに2階にある露天風呂へ。源泉かけ流しの温泉にゆったりつかりながら隣接している国有林の緑を楽しむ。朝食は8:00〜 8:30。たっぷりのサラダの上にポーチドエッグがのりハム、ソーセージが脇に。リンゴ、オレンジ、バナナと果物が添えられ、奥様手づくりの焼きたてパンにコンソメスープ、ジュース、ヨーグルト、コーヒーと一流ホテル並みに美味しい洋食。なんと、朝食付き一泊で9,700円。軽井沢でこの値段は信じられません。
<見た目もカラフルな朝食>

宿から5,6分で追分に到着。追分宿郷土館から見学スタート。追分は中山道と北国街道の分岐点に位置していて江戸時代には旅籠(はたご)が71件もあったそうです。郷土館には当時使用されていた品々が展示され、特別展では追分出身の書家・稲垣黄鶴(いながきこうかく)さんの流麗な書が飾られていました。99歳までお元気に作品作りに励まれた様子が写真からも伝わりました。
「美しい村」や「風立ちぬ」などの作品を残した堀辰雄の文学記念館ではゆっくりと丁寧に見学しました。34歳で多恵と結婚した辰雄は新居を軽井沢に構え、40歳で追分に移り49歳で亡くなるまで住んでいた家が保存されています。家具調度品だけでなくお気に入りのセーターや帽子まで、たくさんの蔵書と一緒に展示されていました。
浅間神社

<立派な門>

<文学記念館全景>

<昔、旅籠だったという民芸店>

追分をのんびり散策していたら3時を過ぎてしまいました。陽が落ちないうちに白糸の滝へ向かいました。予想通り白糸の滝は水の量が多く、燃えるような新緑に囲まれていました。ところどころに山つつじの赤が映え、まさに絵葉書のようでした。
<白糸の滝への小道>

<湧水が流れて滝になっている>

滝を見てからの帰り道、時間があったので旧軽に寄りました。平日の夕方なので人ごみを避けられました。
<風情ある軽井沢銀座>