遊ぶなら東京②

翌日は、友人と一緒にサントリー美術館エミール・ガレ展をゆっくりと堪能しました。オルセー美術館の協力でデッサン画40点が飾られ、改めて「絵画の基はデッサンにある」と再認識いたしました。そのデッサン画の脇にガラスや陶器の器が並び「ああ、ガレは立体を想像しながらデッサンしたのだな」と分かりました。デッサンは植物博士が描いたかと思わせる細密ぶり。それにしてもスゴイ、天才としか言いようのない芸術性です。今までも、これからも、誰にも真似ができないことでしょう。
いつまで見ていても飽きない作品ばかりでしたが、会場は17度くらいに冷房が効いていて二人してぶるぶる震えながら鑑賞しました。ようやっと出口を出た時には、私は風邪がひどくなっていて、彼女は「頭が痛い」と。係りに尋ねたところ「オルセーからお借りしているデッサン画のために冷やしているのです」とのこと。これからサントリーに行く皆さん、是非毛布を持参してくださいね!?
<ガレの生物はまるで生きているみたい>



ランチは、私の行きつけブティクのママご推奨のフレンチレストランへ。六本木駅より5分、狭い路地を曲がった住宅街にある「キュイーブル」で。どれも本場のフレンチより美味しく値段が手ごろなのが嬉しいです。
<店構えもおしゃれ>

<自家製ハムのサラダ>

<魚料理は真鯛

<肉料理は豚・鶏・牛から選べます。牛のコンフィイ>

<デザートはチョコレートケーキとアイスクリーム>
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上野で弥勒菩薩を見るという友人と別れて、私は孫の顔を見に東中野へ。
夜は東京文化会館ミハイル・プレトニョフのピアノ・リサイタル。プログラムはバッハ、グリーグモーツアルトとというロシア人らしからぬ内容でした。驚いたことに、開始のベルが鳴ってから10分もしてから現れ、いきなり演奏が始まりました。演奏も個性的で、お手本的ではなくクールで冷めた音でした。アンコールが無いというおかしな演奏会でした。
<MIKHAIL PLETNEV>